採用選考課程の流れを見極める

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採用選考過程全体でのスピードアップの工夫をご紹介します。

前回「採用を成功させるにはスピードが肝心」の「求職者の視点」内で“採用企業には「One of Them」の応募者でも、応募者にとっての企業は「恋人」のような存在なのです”とありましたが、そもそも求職者は、採用選考の場において総体的に素早いレスポンスを望んでいます。複数の企業を併願している人もそうでない人も、仕事をしながら転職活動をしている人も離職中の人も、選考過程の結果を早く知りたいのは皆同じなのです。そういった心理を良く理解していないと、意中の候補者に逃げられてしまうはめになりかねません。

そこで、良い人材を確実に採用するために、様々な工夫を凝らしている企業の中から、一例をあげてみましょう。

採用選考の過程においての“ボトルネック”は何か

最終面接の準備-根回しのすすめ

エンジニアの大量採用が必要なある企業では、現場の面接を1次選考とし、2次選考では適性検査をという手順をとっていましたが、現場が1次面接から協力することで大きな負担を強いられたにも関わらず、採用目標人数に全く届かないという状況が1年続きました。1次面接を通過しても、2次の適性検査で全員落とされていた訳ですが、実は、現場の担当者は2次で適性検査が実施されていることを知りませんでした。現場の担当者から「結構、有力な候補者がいたはずなのに、採用されないのは何故だ?」という疑問が出てきました。

この一声で、時間を要しているにも関わらず採用に結びつかないのは、選考過程自体に問題があると気づき、「適性検査が選考の必須条件なのであれば、最初に済ませてしまったほうが効率的なのでは?」ということになりました。そこで選考の順序を逆にして、まずは1次選考で適性検査を行うようにしたところ、目に見えて全体の進行がスムーズになり、3ヶ月で60名の採用に成功したのです。

これは、採用選考の過程においての“ボトルネック(物事の流れをスムーズに運ばせない要因)”を見つけて、そこを解決したところ、全体のスピードアップにつながり、採用成功に結びついた例です。

この企業ではこれをきっかけに、人事が現場からの協力を得やすくなったとのことですが、皆様も一度、自社の採用選考過程を見直してみてはいかがでしょうか。
今までのやり方をいきなり変えるのはちょっと…といった内情もあるとは思いますが、まずは「良い人材を採用する」という目的を達成することが第一です。当たり前に思っていたフローでも、意外なところに “ボトルネック”が見つかるかもしれませんよ。

求職者の視点「適性検査の使い方」

今回のコラムの中に、「適性検査」にまつわる記述がありました。この適性検査についてひとつ。
ある会社に応募して適性検査を受けた求職者が「不快です」と憤慨していました。事情を聞くと、面接担当者が適性検査の結果だけを見ながら面接を進めた、とのこと。質問内容も、「検査の結果はこうなっているけど、実際はどうなの?」と、適性検査に終始した面接内容だったそうなのです。
「もう少し、普通にお話したかったんですけどね」とは応募者の弁。企業にとっては手馴れた面接スタイルも、応募者の受け止め方は様々だったりする一例かもしれません。

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