前回(限られた時間での面接を充実させるには-こんな対応や質問はNG!)では、、“採用を成功させるためには、候補者に「ぜひ、この会社で仕事がしたい」と思わせるような対応を、企業側が心掛けることが必要だ”とお話しましたが、では、採用する側は具体的にどのようなスタンスで面接の場に臨めば良いのでしょうか。
一次面接の場面は、初めて応募者と企業が会う機会となります。面接を開始して、いきなり聞きたいことだけを矢継ぎ早に質問してそれで終わり、というのではなく、会社の事・仕事の事も説明し理解してもらうことが必要です。
そこで、会社の基本的な事(経営方針や事業内容、求める人物像など)を説明した上で、質問を始めることを薦めます。単純な話のようですが、意外に一方的に質問をぶつけ、自社の説明はほとんどしないといった面接スタイルは多いのです。また仕事内容の説明は現場担当者から行うと、よりリアルな説明ができて、応募者との質疑応答も濃いものになるでしょう。
実際にこのような面接を行っている会社を受ける応募者からは、「丁寧な説明を行っていただけて理解が深まり、こちらからの質問もより具体的なものにできました。」といった声を聞きます。さらに、面接の印象のよかった企業へ入社希望が変わるといった事もよくあります。
さらに採用に熱心なある企業では、中途採用の選考向け“自社プレゼン用資料”を作成し今後の戦略シナリオ・そこで活躍できる仕事内容・入社するメリットを熱く語り応募者を惹きつけることに取り組んでいます。この会社によると「候補者も自分が志望している会社についてもっと詳しく知りたいと思っているはず。初めの段階で応募者に企業理解をしていただく事がその後の選考をスムーズに進められる。」と話しています。
候補者と企業側の双方がしっかりと理解しあった上で、はじめて採用は成功するのです。言い換えれば企業が選んだ候補者がその企業を選んで初めて採用が成り立つともいえます。
皆様も、ここにあげたポイントを踏まえて「候補者に選ばれる面接」を心掛けてみてはいかがでしょうか。
年間10名単位で中途採用を行うA社。A社に入社したTさんは、入社後間もなくして退職してしまいました。話を聞くと、A社のすばらしさを語りまくる熱血人事の話と、現場の実態との間に相当のギャップがあるとのこと。「だまされた」とは言いませんでしたが、人事のプレゼンテーションが素晴らしかった分、裏切られた感が強かったようです。
この会社で働きたい、と思わせるテクも必要である一方、会社の実態を率直に語る誠実さも重要です。「応募者」が「社員」となった瞬間、うわべだけのテクニックは期待値ギャップを産み、Tさんのような不幸を招きかねませんから。
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