候補者の中にはとても自己アピールに長けた人もいますが、多くの場合、面接官の質問で候補者本来の姿を引き出さなければなりません。しかし、履歴書や職務経歴書に書かれた内容に沿って質問するだけでは、その人の本質が垣間見れるような回答を得ることは難しいでしょう。
そこで、実際に面接で使われていて、効果をあげている事例をご紹介します。
・「まわりからどんな人だと言われますか?」
「自分の弱みと強みを話してください」という質問がありますが、これを他者の客観的な視点で語ってもらうという主旨のもの。自分というものをどう捉えているかを見ることによって、その人の物事に対する考え方を知ることができます。
・「何をしているときが一番楽しいですか。」
これは、あまりキャリアがない若手の人材を面接するときに使う質問です。
この質問を投げ「なぜそう思うのか。」を掘り下げて繰り返し質問していくことで、どんなときに満足な気持ちをもつのか(何を大切とするのか)を知ることができます。
・「過去、仕事で失敗したことを1つ挙げていただけますか?またその時どのように対応しましたか?」
失敗に対しての対応力と、そこから何を学ぶかというその人の姿勢を見ます。失敗に対して、何に一番意識を置くのか、失敗に対して前向きに取り組むのか、といったこと志向を知ることができます。
・「目標に対して進捗が遅れている場合、どのような行動を起こしたら良いと思いますか?」
具体的な業務内容を上げた上で、こういった入社後に想定される具体的な場面について質問することで、物事に対する分析力と、これまで培ってきた経験やスキルが入社後にも活かせるかどうかを知ることができます。
この他にもまだ色々な例がありますが、これらの質問は、候補者の志向や対応力などを見るのに非常に効果的です。尚且つ、採用要件を満たしているかだけではなく、業務に対する入社後のイメージまで掴むことが可能です。
皆様もこれらを参考にして、質問の内容をひと工夫してみてはいかがでしょうか。思った以上に、選考がスムーズに進行するかもしれませんよ。
とある会社の面接を受けた応募者が、次のような感想を口にしていたことがあります。
「君は素晴らしい、ぜひ我が社に来て欲しいって言われたんですよ。でもね、わずか30分の話の中で何がわかるんですかね? 高く評価されるのはありがたいのですが、あまり賞賛されると何だかうそ臭く感じちゃいますよね。」
本気でこの応募者を採用したいと思った企業人事が、素直に発した言に対する応募者のこれまた素直な感想でした。面接という場だけで相互理解を深めようと思っても難しいもの。打ち解けあうには、あまりにも時間が短すぎるのかもしれません。
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