先端技術に携わったスキルと、世界中に広がる人的ネットワーク。研究開発、製造技術、生産・品質管理などの技術分野でキャリアを積んだ50代の方々の話を聞くと、まるでもう一つ別の世界が存在しているようで、技術の仕事の奥深さに改めて感動してしまうことがあります。
自動車の電気制御開発の分野で、開発責任者として3社経験してきた55歳K氏。ある自動車部品において早期に日本のマーケットを拡大したい外資系メーカーとのマッチングが実現し、採用されました。外資系企業の多くは、「仕事とポジションに対する報酬を払う」ため、採用する人物の年齢にはこだわらない場合が多く、K氏の選考プロセスも実にスムーズでした。
例えば、日本企業には嫌われる転職回数の多さ。K氏は、世界中のエージェントから声をかけられ8社を経験していますが、外資では「8社から内定を取った実力者」と評価は高く、国の文化背景を反映するキャリアや転職に対する捉え方の違いが明らかになります。
さてK氏はその後、転職先で実力を発揮。自分の転職成功体験を友人にも広めたいと、例えば大手企業を卒業した“技術つながり”の友人などをキャリアアドバイザーに紹介してくれ、キャリアアドバイザーの人脈構築にも一役買ってくれています。しかし、採用する上でマッチングには、十分に気をつけなければいけない事もあります。例えば大手企業から町工場のような中小企業への転職の場合、仕事環境に大きな違いが出ますがこういったケースでは、事前の様々な確認が重要になってきます。
「出張のためのチケットを自分で取るの!?」「パソコンは全社で1台を共有!?」…。前職での習慣のギャップに慣れることができず、結局、実力を発揮するまで定着できなかったというケースもあるからです。環境にフィットする柔軟性があるかどうかは、やはり職務経歴書では判断できず、面接で話し合い、社内や工場の見学などを行いながら本音を語り合う事も大切でしょう。
選考上こうしたプロセスを踏むのは地道で時間のかかることではありますが、数々の苦労をどのように乗り越えてきたか誠意を持って尋ねてみてはいかがでしょうか。答えから滲み出て来るものから人柄が見えてきます。
先端技術を追いかけ世界中を飛び回ってきた華々しいキャリアを持つF氏。しかしそれを自慢するわけでもなく、社内の若手にも笑顔と礼儀を忘れない品の良さ。だんだんとスゴサを理解する若手に「この人スゴイ!」と尊敬され慕われるようになっています。F氏を採用した企業のトップは「苦労をしてきた人だから、安心して採用した」とおっしゃいました。
50歳代の匠は「自分の経験が役立つなら年収にはこだわらないよ」という求職者が、弊社のサービスに登録しています。そのマインドを会社発展の原動力にするためにも、会社の現状、仕事環境の説明にはじっくりと時間を割きたいものです。
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