若手の採用は「新卒」一本槍を通すこともあるメーカー企業。「1~2年で就職した会社を辞めてしまうような人物はちょっと」といった慣習もあったせいか、第二新卒(社会人経験3年未満)採用には、今までそれほど積極的な姿勢は見られませんでした。
しかし、景気低迷期に組織のリストラを迫られた企業も多くあります。新卒採用を控え、また早期退職制度を導入するなど、組織のスリム化にも拍車がかかりました。そこで露呈してきたのが、土台となる20代の若手技術者の不足です。ピラミッド型の組織構成が崩れ始め、今後は少子化が進むことも明白なことから、“25歳くらいまでの技術者採用”に非常に注目が集まるようになってきました。
リクルートエージェントに寄せられる若手技術者の求人案件も増加の一途。物作りで優位性を保持していきたい企業が柔軟な採用方針を打ち出し、若手採用の方向転換を図っていることがうかがえます。
一方の若手技術者側は、「経験の浅いこんな私でも転職できるのでしょうか?」といった控えめな姿勢を保ちながらも、増加している求人を察知し「転職のチャンスが広がっている!」と意識し始めています。彼ら彼女らが転職を考える多くの理由は、「学生時代の専攻や研究テーマが今の仕事に活かせていない」というもの。短いながらも実際の仕事に携わる中で、自分のやりたいことや志向がはっきりし始め、それを求めて転職活動をする若手技術者が、リクルートエージェントに登録しています。
“待遇よりも何よりも、やりたい仕事ができればいい”。転職の目的が明確な若手技術者たちは、数年の社会経験で企業を見る目も養っています。大手企業か有名企業か、といった表面にとらわれず「その会社に行けば何ができるのか」に注目し、転職先を選択しています。
これは、新卒採用に苦戦していた企業にとっては大きなメリットです。年齢的にはほとんど変わらない第二新卒採用で、次世代を担う若手の補強に成功する企業が増えているのです。新卒しか採用していなかった企業が「25歳までの技術者を100名採用」といった方針に切り替え、若手技術者の採用・育成に注力する例もあります。
第二新卒が新卒と違うところは、社会経験を通して現実を見て、本当に自分のやりたいことが明確になったり、改めて自分の志向を確認したりしていることです。“やりたいことができる環境に飢えている”がためにその欲求を満たしてくれる会社に出会った時、秘めている力を発揮する。それを知った技術企業がさらに第二新卒採用に力を入れる。この流れが、確実に第二新卒採用に大きな波を起こしています。
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