2007年に至るまでの数年間、景気回復基調の中でキャリア採用市場に大きな動きが起こりました。最も顕著なところでは大手企業を中心とした“若手人材の大量採用”。100名単位の爆発的な求人ニーズが多数の業界で発生し、技術系・事務系職共に人材側の売り手市場の環境が継続されてきました。
08年に入り、大手・中堅企業各社の大量採用は終息を見せ、採用側も求職者側も動きはあるものの「キャリア採用のシフトチェンジ」傾向が見え始めました。しかし、全体的な求人総数としては伸び続け、また求職者の登録人数も上昇していました。
IT業界を例に挙げると、BtoCビジネスを展開するネット関連企業は、事業が軌道に乗っている企業とそうでない企業の明暗が2極化し、全体的な求人数は減少傾向となりました。
しかし、その中でもシステムインテクレーターは前年同数の採用を継続し、いわゆる2次請け、3次請けの立場にある中堅企業も採用強化を図っていました。それは単に数を求めるだけでなく「より優秀なプロジェクトマネージャーを採用する事で業績アップに繋げたい」と、ある意味採用競合が減ったその時をチャンスと捉え、積極採用に乗り出す企業も多かったという事実を表しています。
また、外部からの提案によって新たなポジションの必要性を発見し、採用へと発展するケースも少なくありませんでした。
あるIT企業は独自の技術を所有している為、これまで営業の必要もなく、引き合いによって通信キャリア等にコンテンツを提供してきました。その会社の技術部長と人事、そして弊社の採用支援サービスの営業担当の三者で会話していた時の事。「御社の技術の強みを生かし、市場を増やしていくような採用を今後考えていきませんか?」営業担当者はその会社に「営業企画」の採用を提案しました。技術のバックボーンを持ち営業ツールを作成したり、あるいは営業現場に出向き技術サポートを行える脱エンジニア人材が、弊社のサービスに多数登録していたからです。
実際この日の商談は即求人へと繋がり、以降マーケティングやリサーチ、営業支援強化の必要性を再検討したその企業は、新しい組織体制を整備すると共に、業績も順調に推移していきました。
景気回復と同時に採用合戦が激化した07年までと異なり、不況に陥った08年はじっくりと社内体制の現状を見つめ直す時期となっていました。 経営と人事が話し合いの場を持つ、現場責任者と人事が情報交換の場を持つ。人材会社の営業を交えた三者の場合もあったかと思います。そんな様々な擦り合わせの場を持つことで、経営計画、事業計画と合致する人材戦略が見えてきた企業も多かったことでしょう。
なお、前述したIT企業の「営業企画」採用などは、決して特殊なケースではありません。継続的な成長を見据える企業に、人材会社だからこそ知り得る適性人材を紹介でき、入社後の活躍までを視野に入れて採用の提案が出来るのです。「確かな求人」として発生する以前に、ぜひ気軽に相談していただきたいというのが人材紹介会社の本音です。「今世の中にどんな求人があるのか」「どんなキャリアを持った転職希望者がいるのか」その相場を把握している弊社のような人材会社とタッグを組めば、極力無理・無駄の無い企業成長の為の適正採用が実現出来るはずです。
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