一般事務や営業事務、庶務業務を行ういわゆる事務系アシスタント職も、景気回復によって募集人数を増やしたり、あるいは派遣から直接雇用に切り替える企業が増え、一定の職場でのキャリア構築を目指すアシスタント職の経験者にとっては嬉しい環境になりつつあります。
ある大手金融系企業は、昨年末から弊社の採用支援サービスを通し事務アシスタント職の大量採用を開始しました。以前は求人誌で募集していたのですが、世の中の求人増加と共に応募数が減り、採用目標人数を達成できない状況に追い込まれたためでした。
実はこの企業、事務アシスタントの戦力化・能力開発の仕組みを持っており、転職を考え弊社の採用支援サービスに登録している方からは注目される企業となっています。
その仕組みとは、入社してまずはいわゆる事務系アシスタント業務を行い、3年間仕事をした後に特定総合職(転勤のない総合職)にキャリアチェンジできる選択肢が用意されているというものです。しかも特定総合職を希望した場合は、1年間お試し期間として、特定総合職で実際に業務に取り組んでみるというユニークな研修が行われ、その研修終了後には再度特定総合職に転換するか意志確認を行います。
研修に参加してみて「やはり事務系アシスタント業務が向いている」と思った人は戻る事ができ、仕事の幅を広げたいと希望する人は特定総合職に移る事ができる。 弊社の採用支援サービスでは、この企業の働く仕組みを登録者へ紹介し、なんと1か月間だけで10名の採用決定に結び付けることができました。
弊社のキャリアアドバイザーはそう話します。自分の能力を見極め着実にキャリアを構築していきたいと考える求職者が増加しているのに、キャリアアップするためにチャレンジできる機会は意外と少ない。しかしこのシステムなら多面的な角度からキャリア設計を考える事ができ、しかもそれ自体を企業側がサポートしてくれるので安心というわけです。
この企業は、必ずしも事務系職種の経験者に限らず未経験者を迎え入れています。例えば販売職からの転職、変わりどころでは保育士からの転職者も。「なんらかの形で顧客対応をしていた経験があれば必要なスキルを持っている。事務的なスキルは入社後の教育で補完できる」。こうしたことを企業側が理解しているため、経験職種にこだわらない採用で採用計画を達成しています。
労働人口が減少していくことが明らかになっている現在、優秀な社員を自社に確保しておくためのリテンションの取組みの一手段として各種福利厚生などを充実させる傾向が強まっています。 長く働ける職場の環境を整備していくと同時に社員が“働きがい”を感じ、“キャリアを構築”していくことを支援することも今後大切になってきます。入社後に社員と企業側が話し合って、より良いキャリアを作っていける今回ご紹介したこの仕組み。ご参考になれば幸いです。
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