インターネットによるBtoB、BtoC展開、そして人事・経理などの基幹システム、顧客管理・販売管理・在庫管理などの業務システム整備…。
IT活用が業務に不可欠になった現在、重要性を増しているのが社内情報システム部門で活躍するITエンジニアの存在です。
しかし「技術職の採用には苦手意識がある」という人事の方も多く、例えば適切な採用(求人)情報の発信や応募者の選考に苦労されているケースがしばしば見受けられます。
そこで、技術的専門性を持たなくてもミスマッチなく社内SEを採用できるノウハウをお届けしたいと思います。最新求人動向から効果的な採用・選考手法まで広く情報発信していきますので、ぜひ今後のエンジニア採用にお役立ていただければと思います。
技術的スキルや業務知識を元にしてシステム作りや運用・保守を行うエンジニアは、企業の現状と自分の望む業務環境のマッチングを重視して転職先企業を絞り込んでいきます。どんな人員構成のどのポジションに就くのか、どのようなOS環境、どのような機器が揃った環境で仕事をするのか…。システム環境が異なると実力を発揮しにくい為、求人情報を見る目も真剣です。
しかし、人事部門で働く採用担当者にとって、システム開発・運用などの技術は常に進化するため非常に分かりにくく、どのような切り口でどのような情報を得ていけば効果的な求人情報発信が出来るのか不安はつきものです。
そこで、求人情報(求人票)を作成する為に必ずおさえておきたい項目をご紹介したいと思います。実際の詳細のヒアリングは、人材ニーズが発生したシステム部門の責任者、エンジニアに行う事になると思いますが、有効な情報発信のために採用担当者がポイントを熟知しているとより効果的。採用現場でお役立て頂けると思います。
●採用背景
欠員補充なのか増員なのか。またその背景にある今回の求人の理由を具体的に。
●システム部の人員構成と採用ポジション
組織図を書きながら在籍エンジニアの職種と役割(プロマネ、概要設計など)、年齢などを記入していきましょう。「空き」のある募集ポジションに相応しいエンジニア像が見えてきます。
●担当領域は「アプリケーション」か「インフラ」か
従業員が業務を行う上で必要となる機能(経理システム、在庫管理システムなど)の開発や運用に関わる仕事ならアプリケーション系エンジニア、アプリケーションを稼動させるために必要となる仕組み(端末をはじめとするサーバーやネットワークなど)に関わる仕事ならインフラ系エンジニアとなります。
●仕事内容
アプリケーションなら/会計・人事・給与・販売管理・生産管理・顧客管理、ERP、SCM、CRMなど、どんなシステム開発や運用・保守に携わるのか。
インフラなら/インフラの設計・構築、サーバー運用管理、ヘルプデスク等どのような業務に携わるのか。
その他、外部協力会社の活用はあるか、発注しているとすればどの工程を委託し、どのようなやり取りを任されるか。
●システム環境
アプリケーションなら/オープン系か汎用系か。OS(UNIX、Windows、Linuxなど)、言語(VB、C、Java、PHPなど)、DB(SQL、Oracleなど)を確認。
インフラなら/オープン系か汎用系か。OS(UNIX、WindowsNT、Windows2000、Windows2003、Linuxなど)、ルータ-(Cisco、YAMAHAなど)を確認。またサーバー台数や拠点数(LAN・WAN)などの規模的な情報も確認。
●求めるスキル
技術レベル、経験工程、業界知識、業務知識、学歴、人物タイプなど。
●仕事の魅力
この仕事に携わる事で身につくスキル、キャリアとして高められる事など。職種間異動のキャリアパスや適正な残業時間なども有意義な情報となる。
●会社の魅力
業績、将来性、経営ビジョン、社風、教育制度、福利厚生の充実など。経営がIT投資・IT戦略にどのような考え方を持っているかもエンジニアに響く情報となる。
上記項目を明確にしておけば、転職活動中のエンジニアは企業の社内SEに対する考え方、具体的な仕事内容が分かるようになり、もし転職した場合の「自分が活躍しているイメージ」を描きやすくなります。適合する人材の応募を促進する為にも、より充実した面接・選考にする為にも、これらヒアリングポイントをご活用下さい。
●採用成功ナビの2つの特長
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