毎年、話題になるプロ野球選手の契約更改。シーズン中の活躍ぶりと翌シーズンに向けた期待を総合し、お互いの要望、条件を出し合い、また歩み寄りをして契約書にサインするのがこの定例行事。しっかりとした契約書を交わす事で、「俺ってチームに必要とされている」「来年はもっといい成績を残せるよう頑張ろう」、きっと選手達はそう決意し、オフシーズンからのトレーニングに熱が入るに違いありません。
実は、企業の人材採用の場面にも、この「契約」は応用できることがあります。それが「内定通知」。内定が決まった人に、口約束でなく、書類にして内定を知らせるのです。
選考、面接の繰り返しで緊張感を維持してきた内定者が、内定が決まった段階で自分の名前、入社の際の職種、年収等が明記された朱色の社判が眩しいレターを受け取けとる。企業の真摯な姿勢を感じた時、「自分はこの会社に必要とされている」「期待に応えられる仕事をしよう」と、プロ野球選手と同じようにモチベーションアップした状態で入社日を迎えることでしょう。
ただ実際には、内定の事実を最終面接の際に口頭で伝えるだけ、後日電話で連絡するだけ、という企業が存在するのも事実。もし自分が転職する側で、同時期に複数の企業から内定を受けていたら…。やはり内定の重みを共有できていると実感できる「オファーレター」のある企業への入社に、心は大きく傾いていくのでは?
こうした、ちょっとした心くばり、相手の立場に立った視点が、会社のブランドイメージを向上させることにもなります。なにより内定者のプロ意識が高まり、入社後の活躍をイメージして、意欲満々で出社してくれることでしょう。
自社製品の販促プロモーションやマーケティングを行っていたHさんは、内定先企業から届いたオファーレターを見て愕然としました。年収や仕事内容は、面接で聞いていた通り。異存はありません。しかし、「採用職種」の欄に「アシスタント・ディレクター」とあったのです。前職で課長として切り盛りをしていたHさんは、「アシスタント」という言葉の響きに一段おとしめられた感覚を持ってしまったようでした。採用する側に悪気はなく、組織構成上、そうせざるを得なかった事情もあったようですが、へそを曲げたHさんは一時入社を思いとどまろうとさえしました。オファーレターは求職者にとってのよりどころ。細部にまで気を使いたいものです。
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