求人増加の中でも埋もれない「キラリと光る求人情報」をテーマに、求職者の目線を意識した書き方について考えていきます。今回は事業内容、取扱い商材などから求職者が想像する企業風土についてです。
日々最新情報を追い掛けるWEB系の営業と、プラント設備のように数年掛かりで進めるプロジェクトの営業。同じ営業職でも、その仕事環境は随分と異なります。
このように、商品サイクルや技術革新のスピードが早い業界と、長年の技術の蓄積が物を言う業界では、商材に引きずられる格好で企業風土が違ってくると言います。あえて大別するとすれば、前者は走りながら考える人たちの集団で、後者はじっくりとリスクも計算に入れながら計画的に物事を進めていく人たちの集団…。
「せかせか」と「おっとり」が正しい表現かどうかは別として、事業によって人柄=企業柄には少なからず違いがある事に、多くの求職者が気づいています。
また、同じ事業を展開しながらも、会社の成り立ちが異なる事によって社風がガラリと違っている場合もあります。例えば官から民へと変った企業と、新規参入を果たしたベンチャー企業。同じ事業を展開するにしても、元来からの目の付け所や物の見方、行動パターンが違う分、企業風土は大きく異なることでしょう。
企業は人と同じで、DNAが引き継がれるもの。新卒入社した会社に定年まで勤めると気づかないものですが、転職では、会社による風土の違いにカルチャーショックを受けるケースも少なくありません。求職者は事業や企業規模、歴史等からある程度会社の雰囲気を想像するのですが、入社前により詳しい企業風土が分かっていれば、転職後のギャップを最小限に留める事が出来、また、早期段階から戦力になれると考えます。
例えば、「面接の際に先輩社員と話す機会があって会社のイメージが大いに変わった」「工場見学のチャンスを与えられ、社員の印象はもちろん、勤務地の立地環境が大分違う事が分かった」などといった理由から、「ちょっと興味がある企業」から「転職先の第一希望企業」へと変わっていく事が少なくありません。その前段階となる求人情報には企業風土を紹介する欄を設けて、活躍している人物タイプや仕事の進め方、勤務地の特徴、ちょっと変わった制度などを記載しておくのも良いかもしれません。
また、ホームページの会社沿革やトップの挨拶等は、会社の雰囲気を覗く大切な情報源という話も。ある転職経験者は、ホームページに掲載されていた組織図から何となく会社の風土を察知したといいます。「株主総会の上に会長と社長が記載された組織図だったんですよね」。
社内の物の見方、それを外から見る人たち。この二つの目線を冷静に比較検討しながら作るだけでも、求人情報の見え方は変わってきそうです。
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