求人増加の中でも埋もれない「キラリと光る求人情報」をテーマに、求職者の目線を意識した書き方について考えていきます。今回は「事業内容」の書き方から、魅力ある求人情報を考えていきたいと思います。
同業他社のA社とB社。募集職種もほぼ同じ。にも関わらず求職者の関心の寄せ方が違う…。果たして事業内容の上手な紹介の仕方とは?
「事業内容」欄とは、その会社の事業の特徴や強さ、会社としての魅力を紹介する欄。ただ単に業種が分かれば良いというものではなく、同業他社の求人情報が並んだ時でも、その会社ならではの個性が表れてくるような紹介文にする事が理想です。
例えば、東証一部に上場し常に堅実な業績を上げている企業でも、コンシューマ向けサービスを展開していないとなかなか一般には馴染みがないもの。より多くの人に注目してもらう為には、具体的で分かりやすい事業の説明が無ければ「自分とは関係ない世界の求人」と素通りされてしまいがちです。
・悪い例
【事業内容】総合人材サービス事業(厚生労働大臣許可番号○△×)
・良い例
【事業内容】○○業界に特化した総合人材サービス事業。企業の経営戦略に基づいた人材活用に関するコンサルティングを行い、人材紹介・人材派遣・アウトソーシングサービスなど、企業の課題に応じたサービスを提供。(厚生労働大臣許可番号○△×)
※○○業界は、マーケットが直近3年で○%と急成長中(20XX年0月現在)
それに伴い、弊社の事業も急成長しています。○○業界に特化した人材サービスを行っている企業はほかになく、企業からの求人依頼は○○名(20XX年0月現在)と業界トップクラスです。
・悪い例
【事業内容】機械関連部品の製造・販売。
・良い例
【事業内容】自動車、エレクトロニクス関連製品向けの機械部品の開発・製造・販売。
※リサイクル可能な環境にやさしい製品開発に業界に先駆けて取り組み、世界で初めて○○の開発に成功しました。
また、スマートフォンに使われている○○部分の部品では国内シェア70%。そのオンリーワンの技術が認められて、アジア・ヨーロッパ向けの輸出も拡大中。特にアジアでの製品シェアは○%を超えています。
たとえば、上記例の機械メーカーの“良い例”をご覧ください。
この会社の製品は、自動車やスマートフォンに使われている事が分かり、まず一歩求職者にとって身近な会社となります。さらに環境に配慮した製品製造に注力する会社のポリシーが分かり、技術開発力の高さを示す事例も紹介されています。こうなると、エンジニアのみならず経理などの事務系職種で将来性を重視して転職先を探す求職者向けにもアピール力できます。例え聞いた事が無い社名でも、フィットする職種を募集していれば“気になる会社”という存在になるでしょう。
人材サービス会社の事例についても同じです。
競合ひしめく環境で仕事をしてきた営業ならば、「働くならナンバーワン企業で」と思うでしょうし、事業企画系の人材ならば「トップをいく事業のノウハウを見てみたい」と興味を持ってくれるかもしれません。
事業内容欄でおさえたい事は「何を」「誰に」「どのように提供している会社なのか」という事ですが、さらには「製品(サービス)の特徴」「業界でのポジション」「評価された実績」「創業者の経歴・キャラクター」などなど、他社とは異なるアピール材料を探し、是非盛り込んで頂きたいと思います。
まだ設立間もないベンチャー企業等は、設立の経緯、事業に対する目の付け所などの先進性をアピールするのも大きな差別化になるかもしれません。また、会社自体の成長はこれからでも、手堅い銀行や大手有名企業の出資等があれば、求職者の安心に繋がる事も。株主構成などを紹介して、会社の成り立ちを理解してもらうのも良い方法かもしれません。
企業が誕生し存続し続ける背景には、世の中から支持されている何かが必ずある筈です。それは企業規模や知名度ではなく、その会社らしい製品やサービスなどの何らかの個性。そこに注意を集中して求人票の事業内容欄を書く。この作業によって、改めて自社の強み・素晴らしさを発見するかもしれません。
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