次世代を担う人材採用の中でも、近年、経営企画、事業企画といったビジネス作りの中枢を担う存在の採用が活況になってきました。と同時に、業務経験を持つ人材側も、よりやりがいのある環境を求めて転職活動を始めるようになっています。企業間競争に勝つために欠かせない戦略系スタッフの採用現場ではどんなことが起こっているのでしょうか。
日々、企業の採用課題解決に取り組む人材紹介サービスのリクルートエージェントのアドバイザーに、採用企業の実例を聞いてみました。
転職理由を大別すると3つあります。「もっと経験を積みたい」というチャレンジ型、「上司と合わなくなった」という評価への不満型、そして「経営方針が変わり自分のやりたいことと路線が変わってしまった」という環境変化型です。
中でも、特定領域のビジネスで経験を積み、戦略スタッフとして力を伸ばすために未知の分野にチャレンジしたい、という前向きな方が多いのは業務経験者を求める企業にとってはよい情報なのではないでしょうか。その他の転職の動機としては、「経営方針や事業ビジョンに賛同して入社したのに実際にはトップダウンの意見に従って仕事をする必要がある」、「事業方針の変更で得意分野の経験を活かせなくなった」という、やむを得ず転職をする方もいます。
この職種を経験している人は、自身の戦略スタッフとしての実力を伸ばせるかどうかを常に意識している傾向にあります。ビジネスマンとしての価値を強く意識している現われかもしれないですね。
例えば、自動車販売会社で販売計画の企画・立案を行い成果を揚げたのと同時に、販促費のコスト削減を実現させた方。通信会社で全国の事業所を統括されてきた方。あるメーカーで異業界参入の新規事業を立ち上げた方。大手化学メーカーでマーケティング・販売戦略の企画・立案をされてきた方。大手電機メーカーのカンパニーで経営企画に所属し複数の新規事業を経営管理面から支援してきた方…。
とにかくここではとてもご紹介しきれませんが、様々なスキルと経験を持った方がリクルートエージェントに登録しています。在籍企業の規模や業種も多岐に渡りますが、一般的にも社名が知られている大手企業を飛び出したいという方が意外に多いという印象もあります。
「やりがいを求めて飛び出す転職希望者」。とはいえ、会社の戦略部門への入社となると、転職希望者の会社選びは慎重です。会社の経営ビジョン、上司の考え方、具体的な仕事内容、責任の範囲、成果に対する報酬、ポジション…。転職を決意するための材料を、迎え入れる企業側がいかに提供できるかも、採用成功のためのポイントになるでしょう。
また、優秀な人物ほど在籍企業からの引き止めも強力です。転職する旨を伝えた途端、不満を解消する「環境整備」や「チャンスの場の提供」を上司が約束することも少なくありません。業務引き継ぎ・退職交渉に通常よりも時間がかかるケースも少なくない戦略系職種の採用は、計画的に、あるいは早めの動きだしも大切です。
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