“みんなが豊かな生活を送れるようにがんばって利益を出そう”。本来、どの会社にも共通のテーマとしてある利潤追求。しかし、数字のみが主役になり、社員に高いパフォーマンスだけを求めるようになると社内環境がギスギスし、利益をもたらしてくれるはずの人材の退職が後を断たなくなったりすることがあります。
たとえば毎年、「働きやすい会社ランキング」「働きがいのある会社ランキング」などが発表されていますが、なぜ「働きやすさ」がクローズアップされるのでしょうか。企業理念がどんなに立派でも、結局のところ、社員が仕事のやりがい、働きやすさを感じられる会社でないと理念になど共感できない。そんな本音、思いがあるということでしょうか。
もしそうだとすれば、“やりがいや働きやすさ”が大事なビジネスパーソンにとっては、一緒に働く仲間も、雇用制度も、仕事の進め方も、顧客も一気に変わる転職は、ある意味“未知の世界に入り込む冒険”でもあります。受け入れる企業側は「ゼロの状態から働きがいを構築していく」という、既存の社員に比べてハンデがある転職者を意識して、必要な手を打っていくことが大切なのではないでしょうか。
33歳で食品メーカーに転職したKさんは、工場勤務のエンジニアとして採用された人物。転職先は入社時研修がある会社でした。しかもこの研修は、「合格点をとれば本採用となる」大切な位置付けの研修でした。Kさんは所属する部署の研修だけでいいところを自ら率先して「販売研修も行いたい」と手を上げたのです。そしてなんと合格点に届く『販売実績』が築けず、退職しなければならなくなりました。
会社のルールに沿った対応であったわけですが、Kさんの専門は技術開発。販売研修は『例外の研修』とあらかじめ決めておけば、結果は変わっていたことでしょう…。
また、Mさん27歳は、「経理リーダーとしての急ぎの募集」という求人に応募し、引き継ぎもそこそこに転職してきた人物。しかし、入社初日の朝7時半からラジオ体操に参加させられ、それが日常の行事であることを体操終了後に知ったといいます。「聞いてないよぉ~」と心で叫んだMさん。仕事と関係のあることならまだしも…と納得しないままに日々を過ごしているそうです。
新しい会社と転職者との間には、少なからずギャップが存在します。実際、転職経験のある方にアンケートをとったところ、下記のようなコメントをいただくことができました。ここでご紹介するのはほんの一例ですが、Kさん、Mさんの事例と併せ“転職者の生の声”を採用者受け入れの際の参考にしていただければと思います。「早く仕事で実力を発揮するために環境に馴染みたい」という本音をご理解いただけると思います。
■入社してわかった「こんなはずじゃなかった」こと
■思わず実感した「入社してよかった」こと
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