内定辞退を減らす工夫 -分煙化の盲点-

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オフィス環境や社員の立ちふるまいなどからも、求職者に「働きたい場所」と思ってもらえる配慮をしていきましょう!

「アイルランドのパブでタバコが吸えなくなった」「もしタバコを吸う客を制止できなかったら、そのパブは営業停止!」禁煙化の波が広がる中で、ここまできたか!と最近驚いたニュースの一つですが、みなさんはいかがお考えでしょうか?

オフィスでも進む分煙化。IDカードを首から下げた会社員が、外で灰皿を囲むシーンも見慣れた風景となりました。社内にタバコOKのレストルームが設置されていればまだ愛煙家も救われるところですが、完全禁煙という思いきった措置をとるオフィスも、今後は増えていくのかもしれません。

役員秘書の採用事例

内定辞退を減らす工夫 -分煙化の盲点-

都心のオフィス街に本社を置く大手企業C社も、早い時期からオフィスの分煙化に取り組んだ企業。それを機に禁煙を決意し成功した社員もいるほどで、特にタバコ嫌いの女性社員を中心にオフィス環境には定評がありました。

そのC社が、役員秘書に欠員が出たことから、急遽、即戦力となる経験者採用を実施することになりました。以前、同様の求人を行った際、予想を超える人数の応募があったことから、今回も複数の経験者の中からよい人材が採用できるに違いないと踏んでいたC社。そしてめでたく、予想通りの応募書類が、人事担当者宛に届きはじめるのでした。

分煙化をしているのに、タバコの煙を理由に辞退が相次ぐ

順調に進む書類選考、一時面接、二次面接…。「これなら引き継ぎ期間もしっかり設けることができる」と安心した人事を一気に不安にしたのが、最終面接の終了直後に「応募を取り消したい」と連絡してくる秘書経験者の数の多さでした。

「なぜだろう…」
採用プロセスになにか不手際があるのならマズイと手順を振り返るものの、一向に思い浮かばない人事担当者。そこで、連絡があった応募者本人に、辞退の理由を聞いてみたのです。すると「タバコの煙が嫌いなもので…」という、まったく予想外の答え。受話器を握ったまま返す言葉が見当たらない人事担当者なのでした。

面接部屋と面接官の配慮の甘さが原因

実は、会議室の一部は喫煙OKにしており、今回、ほとんどの最終面接がその部屋で実施されてたのでした。しかも、自分の秘書を採用するため最終面接を行っていた役員は、場所さえ許せば1日3~4箱のタバコを吸うヘビースモーカー。面接を受けた女性たちは「こんなふうにモクモクのオフィスで仕事をするのか」と誤解し、応募を辞退してきたというわけなのでした。

分煙化で自分のデスクでは吸えない役員。場所のせいで気が弛んだのか、マイペースの喫煙を面接時にやってしまったのでした。もちろん、人事担当者はそのことを役員に指摘。以降、面接時のタバコは控え、無事、経験者採用を成功させることができました。

企業側も、応募辞退をされない対応に気を配るべし

事業や仕事内容だけでなく、オフィス環境や社員の立ちふるまいなどからも“働きたい場所かどうか”を判断される企業側。「マイナス評価になるのは何か?」がきちんと把握できているからこそ、改善も可能というものです。ピッタリのスキルを持つ人材が社員の行動、ふるまいで応募を辞退するのではあまりにももったいない話です。

「面接官に“あんた”と呼ばれた」
「面接官が応募書類に視線を落としたきり目を見ない」
「応接室に通されたら、机の上にタバコの灰が散らばっていた」
なども、実際に転職者から聞いた応募辞退をした理由です。

応募辞退の背景には、タバコに限らず“なんらかの会社の盲点”があるはずです。心当たりがあれば、急ぎの対応をお勧めします。

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