こうして応募者を逃がさなかった -面接スタイル-

このエントリーをはてなブックマークに追加

「“話が早い”トップに惹かれ、転職を決意しました」

「仕事は仕事、オフはオフと線引きする生き方をしています」と、堂々と口にすることができるようになってきた日本。 社内環境も“ドライだと働きづらい”ではなく“ドライだから働きやすい”という考え方も増え、定着してきているようです。そしてそうした会社の環境・風土は、人を媒体として外部の人間にも伝わってきます。たとえば面接場面。金融業界で働くHさんは、会社の面接に対する考え方、やり方の違いを、転職先選びの判断材料にしたひとりでした。

老舗とベンチャー、まったく異なる風土の面接から感じたもの

こうして応募者を逃がさなかった -面接スタイル-

金融業界内で転職活動をしていて、極端に違う2社に出会ったので、その時のお話をしようと思います。私は、ある国内系の損保会社と、立ち上げ間もない外資系ベンチャーの金融コンサル会社に同時進行で応募をしていました。業界柄、企業の風土が昔から変らない国内系の損保会社と対極にあるベンチャー系企業2社と巡り会い、貴重な体験をしたのです。

まず損保会社。3時間にも及ぶ面接を4回、5回と繰り返し、加えてお酒の席での面談も2度ほどありました。いつも同じ人事担当の方による面接なので、正直後半は、これ以上何を話すのか!?と思ったほどでした。しかし、それは仕事の適性があるかじっくりと見る、ということでもあったわけです。人の人生に踏み込みオーダーメイドで保険商品を組み立てていく仕事ですから『もっと相手を知ろう』という気持ち、粘り強さが大切です。人事の方は“入社したらこんなふうに仕事をして欲しいんです”という思いで、あえて粘っこい面接をしたのだと思います。

一方のベンチャー企業はというと、社長が最初から面接に登場されました。“応募書類を見ていけると思っていたので、ボクがすぐにお会いしたほうが早いと思った”とは後日聞いた言葉ですが、その面接ではお互いが質問をぶつけあい、その質問に答えていくというキャッチボールが転回され、あっという間に時間が過ぎていきました。

スピード感のあるベンチャーのトップに、自分の将来像を重ねたくなりました

損保会社には7回出向き、ベンチャーは1回の面接で終了。しかし私にとっての収穫は、両社同じくらいでした。損保会社の場合、この人事担当の方と意気投合して入社を決意するという方も結構多いと聞きます。しかし私の場合、やりたい仕事のスタイルがこれらの面接を通してより明確になりました。ベンチャー系の企業の仕事内容はもちろん、トップの考え方や判断のスピード感に共感しました。また、キャリアアップする上でよい刺激を受けると思いました。

たったの1回で強く惹かれたベンチャーに、結局私は転職することになりました。応募者にとって、面接は、どんな役職の人と会ったとしてもその会社の代表者と会っている気分。企業の面接スタイルは、企業の人事戦略の一貫なのだと考えます。面接場面、面接官の考え方・接し方。入った後、こんなはずじゃなかった…ということを避けるために、応募者も結構必死に探っているんですよ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
ページの先頭へ

●採用成功ナビの2つの特長

最適な採用手法をご提案!

様々な企業が自社に合う
人材の採用に成功している

採用方法の紹介を見る

豊富な採用実績!

多岐にわたる採用事例から
自社に似たケースが探せる

採用成功事例を見る

お申し込み・お問い合わせ・ご相談はこちらからお気軽にどうぞ!

採用サービスのご利用について

すぐに採用を始めたい方も。まずは相談してみたい方も。
ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

0120-98-3046 9時~18時 (土日祝日を除く)内容は正確を期すため録音しています

ご相談・お問い合わせはこちら

メールマガジン(無料)について

中途採用情報メルマガ(無料)を定期的にお届けします。

  • ・求職者の詳細な職務経歴情報が閲覧・検索できる
  • ・中途採用に役立つ最新情報や採用の秘訣などをお届け

貴社の事業成長に少しでもお役に立てられれば幸いです。

無料メルマガお申し込みはこちら