有力な候補者が出現したら-家族の同意

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円満転職を実現するためには、候補者の周辺状況の確認を早めにしておくことも大切です。

是非採用したい候補者が出現した場合の対応方法とは?

早い選考段階で“是非採用したい”という候補者が出現した場合、貴社ではどのような対応をされているでしょうか。

このような場合通常の選考スケジュールをとらず、スピード対応が必要なのは想像がつきますが、円満転職を実現するために、候補者の周辺状況についてボトルネックがないか早めに抑えておくことも大切です。

ある企業での一例を挙げます。
人事と現場担当者が“ぜひ採用の方向で進めたい”という候補者を見つけたところ、通常の面接スケジュールを踏むと役員のスケジュールの関係で、最終面接が翌月以降になることがわかりました。併願先を複数抱えている候補者の現状を知っていたので、早急に候補者のスケジュールを確定する必要があると考え、そのスケジュールを確定できてホッとしたところ候補者が「入社日はどのように決まるのですか?」と質問がありました。

人事は、「何か気になることでもあるのですか。率直に話してください。」と伝えたところ「自分自身は仕事内容を理解し入社に前向きですが、実は妻の同意をまだとっていないのです。」と候補者から本音を聞くことができました。

人事は最終面接の前に、まず家族の同意を得ることが必要と考えました。
通常「あなたの入社意志を家族に伝えてください。」とお願いする場合が多い中、この人事は自分の立場でどんな情報があれば家族は安心するのか?を考えました。
会社の知名度はあまりなかったので会社名ではピンとこない。そこで、製造商品の一つに大手化粧品メーカーの化粧品パッケージがあることに焦点をあてようと思いつきました。その商品パンフレットと商品ができあがるまでの企画エピソードなどもつけて、候補者から説明してもらえれば、奥様もどんな会社で働くのかをイメージできると思ったのです。

この事が功を奏し、家族の同意も得られ候補者は迷うことなく最終面接に臨むことができ入社することになりました。
この後、候補者は「○○さんが家族のことまで考えてくれた事が妻を説得する材料になりました、私も最終面接に集中することができました。」と感謝したそうです。

家族の同意は原則人事が立ち入ることなく候補者と家族の間で話し合っていただくものです。ただ採用したい候補者が家族のことで入社を逡巡しているのであれば、人事の立場として転職先の理解に役立つ情報を提供することができるのではないでしょうか。

求職者の視点「奥さんの反対」

Kさんの転職理由は「Uターン」でした。早いうちに住み慣れた故郷に帰りたい、とのこと。東京でエンジニアとして充分な経験を積んできたKさんは、地元メーカーにとっては垂涎の的となる人材でした。
転職活動後しばらく経ち、Uさんは第一希望のA社から無事内定を取り付けました。A社人事も「良い人材が採れた」と喜んでいたところに寝耳に水の内定辞退。なんとKさん、奥さんにUターンの相談を一切することなく話を進めていたようで、夫の「Uターン宣言」を突然聞いた奥さんが逆上したとのこと。転職理由が「Uターン」だった場合、最初に確認すべきはまさに「家族の同意」なのです。

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