今回は、面接時の交通費についてのお話です。
面接時の交通費というのは、世間的に何か基準が設けられているわけでもなく、各企業によって内容はまちまちである、というのが実情のようです。
当然、候補者としては「もらえるに越したことはない」というのが本音なので、もらえるのともらえないのでは、企業に対する印象にも差がついてしまうのは否めません。
しかし、人事担当者としては「全員に払うべきなのか?」「どの程度の金額を払えばいい?」といった疑問が湧いても、なかなか相談できるような相手もいないのが実際のところ。候補者の印象だけを考えれば、全員に全額支給すればいい話ですが、経営的にそれが無理な場合も多いでしょうし、ベストな方法だとは言い切れません。
そこで、弊社をご利用の企業を見渡してみると…
やはり「実費支給」「一律の額を支給」「新幹線チケットで支給」…などといったように支給内容が様々です。また一次面接から支給するかしないかなど支給のタイミングも様々です。
全体的な傾向としては「近郊は出さない」「出すのは新幹線利用以上」といったところが見られます。ただ、二次面接以降は「候補者に来ていただく」というスタンスから、近郊・遠方に関係なく支給する、というのが一般的なようです。
以上を参考に御社内での支給基準を持ってはいかがでしょうか。
あわせて、候補者へ交通費を支給するかしないかの伝達と支給する場合は印鑑など必要なものを準備するように事前に伝えることを忘れないようにしてください。
経理として転職活動中のSさんは、足に軽い障害を持っており、階段の上り下りは苦労しています。第一志望のT社の面接に赴いたときのこと。T社の最寄り駅はA駅とB駅です。A駅にはエスカレーターが設置され、B駅にはありませんでした。事前に調べていたSさんは、当然A駅を利用して面接に向かいましたが、面接終了後に支給された交通費はB駅までの分しかありませんでした。Sさんは事情を説明したものの、社内規定で「最寄り駅はB駅と決められている」の一点張り。その後、SさんはT社を辞退しました。たかが1駅違い、されどSさんにとってはT社のスタンスを垣間見る大切なことだったわけです。
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