「ウチを志望しているんだから、こっちから動く必要もないだろう」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは他社を併願していない候補者にしか通用しません。他社と併願している候補者については、併願相手の状況によって、入社へのモチベーションが大きく変化する可能性があるのです。
そこで、より効果的なアプローチが必要になる訳ですが、そのアプローチをより良いものにする為には、候補者の“併願状況”を把握しておくことが重要になってきます。
状況を知ることで次の手が打てるからです。
しかし、候補者から併願状況を聞き出すには「選考上、不利になるのでは?」といった不安を上手く取り払ってあげないと、逆効果になる恐れがあります。
「当社以外に選考中の企業はありますか?それはどんな企業ですか?」と聞いて、素直に答える候補者は少ないでしょうから、“選考上で不利にならないことをしっかり約束する”することや、質問の理由を候補者へ伝える必要があります。
例えば「社内の選考スピードを上げたいのでさしつかいのない範囲で併願状況を教えていただけるでしょうか。」といった内容が想定されます。
当社をご利用のある大手企業で、有力な候補者が、内定が出たことによって併願相手に大きく傾いたことを察知し、役員が“緊急出動”したという例がありました。その甲斐あって、併願相手にさらわれることは回避できたのですが、これはまさに、併願状況をしっかりと把握していたことがもたらした結果だと言えるのではないでしょうか。
「併願」をひどく気にする転職希望者がいました。いわく「せっかく選考していただいているのに両天秤をかけているようで申し訳ない。白黒決着ついてから、次の応募先に臨みたい」とのこと。このご時世になんとまぁ律儀な…とは思いましたが、本人の意思を尊重してサポートを進めました。その後、一社一社への応募と採用・不採用を積み重ねた彼は、内定3社目の会社を転職先としてすんなりと選びました。
どの会社がいいか?という曖昧になりがちな基準の中、複数企業に応募して相対比較をするというのが普通です。そんな中、絶対的価値観で会社を選びきった彼は素敵なんじゃないかと素直に思いました。
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