現在、あなたのブラウザのJavaScriptが無効になっています。
ページを正しく動作させるために、JavaScriptを有効にしてください。

事務系職種の採用で「わかりやすい事業内容のPR」が威力を発揮する理由

転職では他社の働く環境がわからないことも多い中、わかりやすい事業説明は求職者に非常に魅力的です。

心が動くような「おもしろそうな会社」と思える会社紹介を行う

勤務時間のほとんどをオフィス内で過ごすことが多い事務系の仕事。新聞やビジネス誌、営業など他部門とのやりとりを通して最新の情報を得たりするものの、やはり体験したことのない他社の事業や働く環境について具体的に想像するのはなかなか難しいものです。

弊社の人材採用サービスに登録し、転職相談に訪れる方が「希望の転職先」をハッキリと言えない場合、やはり理由はそのへんにあるようで、外界を知らない状態で「経理経験者募集」「グローバルな事業を展開している会社です」と画一的なことを言われても、それは心を揺り動かされる情報にはならず、当然、応募するにまで行き着かないというのが実際のところです。

そんな中で求人をする際、独自の工夫をしている人物に出会いました。
自らも転職経験を持ち、現在も人事の仕事を続けているKさん。
とにかく「ウチの会社や仕事をおもしろそうと思ってもらうことが大切」と、会社を説明する表現に大変工夫をされています。

事業内容の説明文から具体的な企業の実態がイメージできるようにする

事業内容：水産物の輸入・販売。国内はもとよりタイ・ベトナムでもビジネス展開するグローバル企業です。

しかしKさんは「これじゃ本当の事業の面白さは伝わらない」と、会社紹介の文章をレポート1枚にまとめたのです。

『私たちはファミリーレストランの○○○や、お惣菜販売チェーンの○○○の本社に営業をし、「次期の新メニューになるエビフライを提案してよ」などというニーズにフットワークよく応えます。まず社内で商品開発会議を開き「しそを巻いてみよう」「わさび塩味ならコスト的にも安価だ」とみんなで議論をします。

そして試作品を作りコストを計算。取引先に承認されれば、営業がさっそくベトナム、タイ、中国に飛び、現地の工場に試作品を見せて生産をスタートさせます。衛生面の注意、納期の徹底を指導し、輸出入の手続きを済ませ帰国します。ただそれだけで帰ってくるのでなく、新たな水産物の仕入れ先や現地の加工工場を開拓してくる場合もあります。

社員28名中営業は19名。営業未経験から入った社員もいれば、銀行から転職してきた社員もいます。営業の半分が女性というのも、ちょっと驚きではありませんか？

みなさんご存知のファミリーレストラン○○○が12月の新メニューとして出しているあのエビフライは、当社で考え材料の提供まで行っています。直接取引しているので「安く・早く・美味しく」提供できるのが評判となり、ここ数年で急激にシェアを伸ばしています。
従業員28名で120億円！これ、はっきりいって自慢です。』

いかがでしょう？

クリエイティブ、グローバルなどという言葉を一切使ってないのに、国内外を元気に飛び回る会社の事業、「水産物の輸入・販売の仕事の実態」がイメージできませんか？

あらゆる場面で使える会社説明資料になる

Kさんは「おもしろそうな会社だ」と興味をもってもらわないと採用活動ははじまらないといいます。とにかくわかりやすい言葉を使って具体的に会社のことを相手に伝える。時には求人票や求人広告で、面接で会えれば言葉でわかりやすく…。
会社の窓口となり常にPRに気をくばる人事Kさん。彼のノウハウを一部をご紹介させていただきました。

ちなみにKさんが作成した会社紹介のレポートは、人材採用のあらゆるシーンで活用できます。たとえば求人依頼をする場合は、それを渡せば担当者の理解がより一層深まります。求職者にそのレポートを直接見てもらい、応募喚起につなげることもできます。その他、求人広告に使ったり、自社ホームページに掲載したり、それを元に面接で会社説明をしたり…。様々な場面で役立つ資料となるのです。

関連する記事

人材採用を考え始める最適なタイミングとは会社の内外環境に変化があったら採用支援サービスに相談してみてください。 “採用計画ゼロ”段階から人材確保のお手伝いをします。企業の需要と求職者の転職までのスピード感のズレ
リクルートエージェントに登録している事業企画の経験者とは企業規模や業種は多様だが、社名が知られている大手企業を飛び出したいという方が意外に多いです。次世代を担う人材採用の中でも、近年、経営企画、事業企画といったビジネス作りの中枢を担う存在の採用が活況になってきました。と同時に、業務経験を持つ人材側も、よりやりがいのある環境を求めて転職活動を始めるようになっています。企業間競争に勝つために欠かせない戦略系スタッフの採用現場ではどんなことが起こっているのでしょうか。日々、企業の採用課題解決に取り組む人材紹介サービスのリクルートエージェントのアドバイザーに、採用企業の実例を聞いてみました。事業企画系の経験者の登録者数が増えていますが、どんな理由で転職を決意されるのでしょうか？
経理・財務の経験者採用の現状そもそも企業内で絶対数の少ない経理・財務経験者。獲得競争は激しく、大手企業でも採用は大変です。増加する経理・財務の実務経験者の採用
事務系職種の採用で「わかりやすい仕事内容のPR」が威力を発揮する理由わかりやすい仕事内容の説明が、求職者の心をつかむのです。心が動くような「おもしろそうな仕事」と思える仕事紹介を行う
経理・財務の経験者採用に悩む前に準備しておくべきことリーダー層が確保できなければ自社で育てる。経験者不足に対応するためにも、計画的な人材採用をしましょう！経理・財務の人材採用の現状
戦略スタッフとしてのスキルを見極める企業の面接事例質問内容は同じでも、複数人の面接官が別々に候補者を評価することで、芯の通った人材かどうかを判断します。次世代を担う若手人材の採用の中でも、近年、経営企画、事業企画といったビジネス作りの中枢を担うポジションの採用が活況になっています。企業間競争に勝つために欠かせない戦略系スタッフの採用に、企業はどのような工夫を行っているのでしょうか。日々、企業の採用課題解決に取り組む人材紹介サービスのリクルートエージェントのアドバイザーに、採用企業の実例を聞いてみました。特に経営者志向の強い若手人材の採用に成功している企業があると聞きましたが？