採用成功事例　vol.13最新技術で自治体を支えてきたシステム開発会社
人材紹介の長期活用により幅広い層の採用に成功

1971年、福岡市天神の小さなビルを拠点に社員3名で創業したGcomホールディングス株式会社は、自社開発システムにこだわり、いち早く自治体業務に特化したシステムの開発に挑み、事業を拡大してきました。現在は福岡から、九州全域、沖縄、四国、本州、北海道まで、全国160超の自治体に進出しています。近年、IT業界全体が活況を呈する中、人材を安定的に確保し続けるため、「リクルートエージェント」を活用。幅広い人材の採用に成功しています。

Gcomホールディングスは、転居届、婚姻届、出生届など、市役所や町村役場における様々な手続きや情報化をサポートするシステムの開発・導入を手がける企業です。システムの販売、運用、保守、ネットワーク構築などを手がけるグループ会社との連携により、全国の自治体業務の効率化と、住民サービスの向上につながるトータルソリューションの提供に注力しています。社員数はグループ全体で500名に迫る勢いで増加しています。

2010年の設立以来、当社では、「転職や就職といえばリクルート」というイメージと、一般的な知名度の高さから、新卒採用では「リクナビ」、中途採用では「リクナビNEXT」を利用してきました。さらに、即戦力を急募する際には、並行して「リクルートエージェント」の人材紹介を利用していました。ところが近年、IT業界では、国内景気の回復に伴うIT投資の拡大により大規模プロジェクトが集中し、エンジニアが不足する2015年問題が浮上してきました。そこに、マイナンバー導入のためのシステム開発など大型システム開発のピークが重なり、即戦力はもちろん、経験の浅い若手人材の採用も難航していました。案件の引き合いが順調に推移する中、要員不足から一人あたりの負荷が増大し、退職者も発生していたことから、SE職と営業職の増員を急ぐため、「リクルートエージェント」の人材紹介を長期間にわたり利用することを決めました。

これまでの人材紹介で課題となっていたのが、入社前に求人票から抱いていたイメージと現場のギャップに戸惑った人が退職するケースが発生していたことです。以前は、現場から上がってきたニーズを、私たち採用担当が「リクルートエージェント」の営業担当の方に伝え、求人票を作成してもらっていたのですが、仕事のボリュームや職場環境といった、転職希望者にとって気になる情報を伝え切れていませんでした。私たち採用担当は常に現場にいるわけではないため、強調すべき情報にずれが生じていたのかもしれません。

そこで、求人票の作成に必要な人材要件や就業条件を「リクルートエージェント」の営業担当の方とすり合わせる際、重要な情報を余すことなくすくい上げてもらえるように、人材を求めている現場の管理者が直接ニーズを伝えることで、求人票の精度向上を図りました。さらに、一次面接にも必ず現場の管理者が参加し、候補者に現場の現状をありのままに伝えるようにしました。こうして、入社前にしっかりと意思の疎通を図ることができるようにした結果、大きなミスマッチを防ぐことができていると思います。