転職者アンケートから採用を考える その1

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転職決定の重要ポイント『社風』の効果的な伝え方

リクルートエージェントでは、転職を実現したビジネスパーソンに、転職活動全般にわたるその時々の意識や行動の決め手となった事項を調査する「転職世論調査」を定期的に行っています。

今回からの2回は、その最新の調査結果をご紹介すると共に、そこから見えてくる転職者心理と最近のキャリア採用の動向を交え、採用ノウハウとしてお届けします。

※「第14回転職世論調査」
実施期間:2008年5月29日(木)~6月1日(日)まで
対  象:リクルートエージェントの登録者で、何らかの手段で転職を実現した方2,478名(うち回答者733名*回答率29.5%)
調査方式:webを使ったアンケート

Q.転職先を決める際に『社風』は重視しましたか?

転職先を決める際に『社風』は重視しましたか?

Q.『社風』はどのような方法で見極めましたか?(複数回答)

『社風』はどのような方法で見極めましたか?

Q.『社風』を知る上で有効だと思うものは?(複数回答)

『社風』を知る上で有効だと思うものは?

Q.入社前に思い描いた『社風』と入社後にズレはありましたか?

入社前に思い描いた『社風』と入社後にズレはありましたか?

Q.『社風のズレがかなり有った方』は、入社後に再度転職しようと思いましたか?

『社風のズレがかなり有った方』は、入社後に再度転職しようと思いましたか?

転職決定の重要ポイント『社風』の効果的な伝え方

「会社の文化や人間関係に馴染めない、違和感を感じる」。
これはリクルートエージェントの転職相談場面で、常に上位にランクされる転職希望者の悩み。今回の転職世論調査においても「転職先の社風を重視した人は74.8%」という高い数字となり、「入社後にズレを感じた中の77.4%は即再度転職を考える」というアンケート結果から、働く環境の在り方がいかに重要か改めて認識する結果となりました。

さて、では実際に転職希望者はどのような手法で企業の社風を見極めているのでしょうか。やはり断然多いのは「面接時の印象」。そして実際にオフィスに足を踏み入れ、面接官やその会社の従業員等と会話する機会が持てた上で入社に至ると、入社前と後のギャップが少なく、満足度の高い転職が実現するようです。

本サイトでは、これまでにも度々“採用を成功に導く為の面接ノウハウ”について発信してきましたが、やはり企業と応募者が対等な関係で「お互いを選びあった」と感じられる事が転職の満足度を高める秘訣です。企業側は面接時から歓迎ムードを作り、出来るだけ日常の風景を応募者に伝えられる工夫をする事が大切でしょう。

例えば面接する場所が汚れていたり、エレベーターに乗り合わせた社員やすれ違う社員のマナーの悪さ。このような事があると、面接前に「この会社には絶対入りたくない」と感じてしまうのが人間というもの。その第一印象を挽回するには相当のパワーが必要になってきますので、そうなる前の対策に気を配る事が得策といえます。

またキャリア採用の場合は、あらかじめ配属先が決まっているケースが常。応募段階で承知の事とは言え、まずは具体的な仕事内容を面接官が伝え、その上で応募者にキャリア・経験がどう生かせるか質問する。こんな配慮だけでも「その企業の業務の進め方」が透けて見えますし、きっと応募者は好印象を持つ事でしょう。「確認し合う事で、両者の合致点を見い出す」。この姿勢は、選考過程の全てに貫いて頂きたい姿勢です。

また面接の一つのコーナーとして、同世代の社員や活躍している先輩社員と会わせる場を設け、仕事や業務環境について忌憚なく話せる時間を作るのも良いでしょう。可能な限りオフィス内を見せ、働く風景や気軽に挨拶をしてくるような社員の顔ぶれを見せる。このようなプレゼンテーションは、相手に溶け込みやすさを印象付けます。

ただもちろん例外もあり、比較的社風にこだわらないタイプに、ITエンジニアなど“客先常駐”を業務スタイルとする人々がいます。しかしその場合も、会社との繋がりは会社を選ぶ際の重要要素。「3カ月に1回ペースで同年代の社員が集まり、研修をする」「月1回ピザパーティを開いている」「家族も参加する社内イベントが恒例行事」など、その会社ならではのカラー、良好な人間関係が見えるものは面接時などできちんと伝えるべきでしょう。それが入社の決め手になるか、あるいは辞退の決め手になるかは個々によりますが、いずれの決断になるにしても入社後のミスマッチを無くす為には大切な情報といえます。

最近ではマンツーマンで成長を支える「メンター制度」を導入している企業もあり、キャリアの浅い若手人材等には人気です。選考の回数を上手く利用し、最適と思えるタイミングでメンターになるであろう先輩社員に会わせたり、セミナー等が開催出来るのであれば複数社員のパネルディスカッション等を導入し、会社の良い点・現在課題としている点などをオープンにするというのも一つの手です。

内容も重要ですが「同世代や先輩達がいかに楽しそうに伸び伸びと働いているか」が応募者にとっては気になる点であり、業務内容が似た複数企業に応募している応募者を惹き付ける要素は、やはりそこが一番ポイントが高いと考えられます。人との触れあい、実際のエピソード紹介などで、自社の社風を是非どんどんアピールして下さい。

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