■転職理由はなんですか?(複数回答)
■転職への抵抗感はありましたか
リクルートエージェントでは、転職を実現したビジネスパーソンに、転職活動全般にわたるその時々の意識や行動の決め手となった事項を調査する「転職世論調査」を定期的に行っています。そして10回目となる今回は、“25歳迄のいわゆる第二新卒者”と言われるゾーンにフォーカスしたアンケートを実施致しました。近年、新卒採用の競争激化、少子化などを背景にその存在が増々注目されている第二新卒者。アンケートから見えてくる転職者心理を読み解きながら、キャリア採用を効果的にするノウハウを4回にわたってご紹介致します。
※「第十回転職世論調査」
実施期間:2007年5/23(水)~5/27(日)まで
対 象:リクルートエージェントの登録者で、何らかの手段で転職を実現した方2172名(うち回答者765名*回答率35.2%)
調査方式:webを使ったアンケート
上記は、アンケート回答者のうち25歳以下の方のアンケート結果です。(回答数85)
新卒入社者の3割が3年以内に会社を辞めると言われる現在の就業環境。
実際の転職者アンケートにおいても、5割以上の第二新卒者が抵抗を感じる事なく転職している事が分かりました。 しかも転職理由の上位にランクした「もともとやりたい仕事ではなかった」…。この回答に驚かれた人事の方も多い事と思います。
第二新卒者の転職が増加する背景には、学生時代の就職活動の変化も要因の一つと考えられています。
例えば縦関係の希薄化。就職した先輩と関わりを持たない学生が増え、実際の仕事について話を聞く機会が少なくなっています。そのため、自分の仕事観を形成出来ぬままに就職してしまい、理想と現実のギャップから早くに転職に踏み切るという動きです。
また、親がリストラを体験している世代でもある彼等は“我慢すれば人生バラ色”は幻想に過ぎない事と感じているため、就社意識が薄く、自己成長出来る環境を純粋に求める傾向が強まっています。
これは本人の意思というよりも、社会構造の変化によるものと考えられます。「会社の看板を外しても仕事が出来る人になろう」。実力主義となった社会においては、スキルアップのためなら転職も視野に入れて行動すべき。そのように考え、行動も迅速になっています。
リクルートエージェントに相談に来る第二新卒者は、多くが仕事軸での悩みを抱えています。「技術者として採用された筈なのに営業に配属された」、「研究職を希望していたのに製造現場に配属された」、「外勤の営業の筈が内勤の販売職だった」…。
通常、新卒といえば総合職採用。配属は必ずしも希望が通るものではありません。希望と違っていても、現在の仕事が将来のキャリアや希望する仕事に繋がっているという事が見えればまた状況は変わるのでしょうが、先輩や上司を見ていても将来希望が通るとは思えないという相談が増えています。自身のキャリアやスキルアップに真剣であるがゆえに、希望職種がエンジニアであれば、キャリアとは無関係な仕事をいつまでもやるよりは早い段階で転職を考えるという方が増えています。
その点キャリア採用は、採用職種、配属先があらかじめ確定されているため、確実に自分が希望する仕事に就く事が出来ます。「忙し過ぎてゆとりが無い(38.8%)」からこそ、このまま流されていくのが怖い。早いうちに軌道修正をしたい。これは第二新卒に限らず、若手に多い相談内容であり転職理由です。
さて、第二新卒をキャリア採用によって迎えようという場合は、この現状を踏まえ、具体的な配属先、業務内容をより詳しく提供するという事が効果的です。しかし同時に、今いる社員の定着というのも併せて強化しなければ意味がありません。社員の希望職種と配属先に何らかのギャップが生じる場合には、配属となった部門で仕事を経験する意義を伝える事が必要となります。そして将来的な希望職種への異動の可能性なども話し合いながら、モチベーションを維持し、経験を積み上げていけるような環境作りも重要といえます。
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