不況期に新卒採用を控えてきたメーカーにとって、20代の若手層が極端に少なく、ピラミッド型の組織構成が崩れてきているのは共通の悩み。電気・電子、機械、化学等のあらゆる領域の技術者ニーズがだんだんと増してきており、企業からの技術者求人も増加しています。
こうした中、民生品の製造で企業名も製品ブランドも知られているメーカーと比べて苦戦するのは、製品素材や部品等を提供しているサプライヤーなどの技術企業。“外から見えにくい”ため、東証一部上場の企業であっても業界外からは影の存在、縁の下の力持ち的存在に見えてしまうことが多いです。
技術者であっても取引関係がなければ社名を聞いてもわからないといういうほどですから、新卒採用に向けて企業をアピールしていくのには多大な労力を要することでしょう。そこで注目されているのが、一度就職によって社会を経験した若手技術者です。彼らは「学生時代の専攻や研究テーマを仕事にしたい」と転職を決意することが多いようです。
A社は、研究開発・工場拠点をおく化学品やエレクトロニクス部品のメーカー。情報通信機器、自動車関連機器に強い製品開発を行っているため業績も右肩上がりで、次世代を担う若手技術者の必要性を実感するようになっていました。
しかし、社名と製品名を広報するだけでは技術者の琴線に触れる求人活動とはなりません。そこで弊社で採用をお手伝いした際には、“A社が開発する製品が完成品にどういう機能をもたらせているか”また“A社の開発部門ではどんな専門性が活かせ磨いていけるか”を、理系出身の若手を中心に情報提供していきました。A社の人事や現場で働く技術者にセミナーに参加してもらい、直接、開発環境や開発内容について理解してもらう機会も設けました。
結果、機械工学・金属工学・材料研究を学生時代の専攻とし、CAE解析や材料性能向上に携わる人物などと出会え、2か月の活動で12名の若手技術者の採用に成功しました。
設計、生産技術の各部門に人材補強することができたのです。勤務地の関係で転居が必要となったにも関わらず、内定を受けた技術者全員が、元気に新天地での仕事をスタートさせました。
短いながら社会を経験し現実を知った技術者は“開発内容重視”で転職先企業を模索しています。技術企業ならではの魅力をしっかりとアピールできれば、新卒採用に苦戦している企業でも、課題解決につながる若手世代の技術者採用を実現できるのです。会社を中味で判断してくれる、ある意味フェアな目を持つ若手の技術者たち。貴社は20代エンジニアが不足していませんか?
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