マーケティングに対する考え方が確立され、組織体制も整っている会社でスキルを磨いてきた経験者は、転職市場において人気。ただし、そうそう数がいるわけではなく、そうした経験者は次ぎに自分が目指す会社をある程度絞り込んでいるため、プロフェッショナルを採用しマーケティング部門を強化したい企業は、採用活動において苦戦しているのが実情です。
たとえばプロフェッショナル採用しか行わない複数の大手企業は、通年採用として常に弊社の採用支援サービスを通してアンテナを張っている状態にしておきます。つまり「いい人がいればいつでも会う」というスタイルをとり、大手A社を退職した人物が弊社の採用支援サービスに登録したという段階で、即面接を実施するのです。
「ピンポイント採用の対象者は年に数回しか現れない」。長年の経験からそれを理解しているため、ニーズが発生する前段階から採用の手を広げておくというわけです。では、無名の小さな会社が、今後の成長のためにマーケティング部門を強化するという場合はどうしているのか…。
設立5年。従業員6名のB社が、マーケティング採用に乗り出した時のことです。B社は、トップ自らがマーケティングの重要性を感じていたため、思いきったことにいきなり4名の採用に踏み切ったのです。しかし、ただ外からベテランを入れるというだけではなく、そこにはB社なりの計画がありました。まず社長自身がマーケティングの勉強を始め、採用する人物にもはっきりとした“像”を描いていたのです。
「マーケティングの経験があり、何をすべきか理解して動ける人物を2名。もう2名は、マーケティングの勉強をしたいという意欲が高い人物でいいんです」。B社のトップは、はっきりとした組織像と、そこに必要な人物像を描いていました。
また「まだ無名のウチの会社に来れば、それこそ1から自分の力が試せることが唯一のウリなので、そこに興味を持ってくれる人がいいですね」。会社の理論をオープンにすることで、共感し共に成長に向って力を合わせていける人物にも焦点を当てたのです。
結果は、大手化粧品メーカーに勤務経験がある即戦力などの採用に成功。B社のトップは、転職市場を踏まえ、欲を出したいところと抑えるべきところのバランス感覚が見事というしかなく、採用目標日程をそう越えることもなく4名の採用を実現しました。
企業ごとの採用努力…。いろいろな工夫が考えられるところですが、マーケティングのように専門性の高い職種ほど、人材の流動性、転職市場を見据えた動きと発想が大切なようです。
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