リサーチから商品開発、広告・宣伝、販売促進と、実に幅広い業務領域をカバーするマーケティングは、求人に際して、ただ「マーケティング募集」としただけでは何を主に担当する仕事なのか分かりにくく、それぞれ違った業務経験を積んできた応募者に「自分が対象人物」と思ってもらうのが難しい場合があります。
そこでお薦めなのが、求人の際に役立つ「ヒアリングシート」を作ること。ヒアリングシートがあることで「マーケティング経験者をひとり採用してください」という現場の声だけに引き下がらず、より具体的な仕事の内容、必要な経験が明確になる取材がしやすくなります。
■ヒアリングシートに書いておきたい質問事項
(1)具体的な仕事内容
リサーチ、販促、商品企画…。どこに重点を置く業務で、具体的にどのように仕事を進めるのか。
(2)責任の範囲
アシスタントなのか、予算獲得や売り上げにまで責任を持つポジションなのか。
(3)社内外との関わり
社内のどの部署と関わり、どんな外部企業のどんな部署の人たちと関わっていく仕事なのか。
(4)優先順位
上記のすべてをカバーできる応募者がいない場合、外してもいい要素はどれで、外せない要素はどれなのか。
最低限この4つの項目をシートに書き込み、そこを埋めることができると、募集内容、対象者がかなり明確になり、自社の採用課題を解決するオリジナルな求人票を作成することができるようになります。
実は失敗するのは「マーケティングはよく分からない」という人事担当者が、現場の要望をそのまま求人案件としてしまうパターン。この場合、どこまでも理想を求め4番目の妥協点がないため、採用が成功するまでに長い時間を費やしてしまうという事態になりかねないのです。
しかし、ヒアリングシートを使った取材を経験すれば、人事自らがマーケティングの仕事を理解でき「今回の募集はその中のココ」と噛み砕いて解釈し、その後の採用活動に移行していくことができます。すると「この経験者は案外多いが、この部分の経験者は転職市場には少ないんだぁ」などと、徐々に採用難易度なども理解できるようになり、次の採用機会に役立てられる“よい循環”が生まれてくるのです。
ヒアリングシートは、弊社の採用支援サービスの担当者が企業から求人依頼をいただく際にも活用しています。上記4項目プラスαと、それらをさらに細分化して取材できる内容のものになっていて、人事担当の方にマーケティング現場で働く社員取材をセッティングしていただき、より採用課題を明確にしていくためにそれを使用します。マーケティングの採用ニーズが発生した段階で弊社の採用支援サービスにお声をかけていただければ、担当者自らが取材をしますので、人事担当の方の負担もグッと減らせることにもなります。
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